社会福祉法人 富士育英福祉会 岩松保育園

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園長のひとりごと#17 ツバメの巣

2024年04月05日

 4月、新しい年が始まりましたね。
 毎年この時期になると、ツバメが岩松保育園玄関の軒下に巣を作りにやってきます。この光景を見ると(新年度が始まったなあ)と実感し、(今年はどんな楽しいことが待っているのかな?)と胸が弾みます。
 ツバメは、優しい人が集まる場所に巣を作ると言われています。毎年欠かさず巣を作りに来てくれるということは、ツバメの世界でも「岩松保育園は優しい人が多い場所」と認知されているのでしょうか。ツバメのお母さんたちが「お家どこに建てる?」「子育てのことを考えると岩松保育園の軒下エリアがいいかしら?」「あそこは人気エリアよね」なんて話をしているのかもしれませんね。想像すると、微笑ましいです。きっと「安心安全な場所でこそ子は育つ」と、ツバメも本能的に分かっているのでしょう。これは、私たち人にとっても全く同じですね。
 子どもが育つ上で大切なものは?と聞かれれば、真っ先に安心と安全の保証と答えます。子どもに大きく成長してほしいと大人は願いますが、その成長には挑戦と経験が不可欠です。ただ、安心感がなければ、何かをしてみようというポジティブな気持ちに人はなれません。知恵や知識、技術や体力は安心感の上に成り立っているのだと思います。
 新園児は勿論のこと、在園児も3月から少なからず環境が変化しています。まずは、ここが安心で安全な場所であると子どもたちに分かってもらうこと、そして、ここは自分を目一杯試すことができて、楽しいことがたくさんできる場所でもあると、子どもたちに思ってもらえるように保護者の皆様と手を取り合いながら、職員一同最大限の努力をして参ります。1年間どうぞよろしくお願い致します。

 

                       園長 後藤大周

 

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