社会福祉法人 富士育英福祉会 岩松保育園

  • サイトマップ

文字の大きさ

  • 小
  • 標準
  • 大
  • ホーム
  • 園長のひとりごと#81 プログラミング教育

園長のひとりごと#81 プログラミング教育

2021年06月08日
 プログラミング教育が小学校で必修化となりました。小学校でプログラミング?何の目的でどの様にすすめるのだろうか?と思われた方は多いのではないでしょうか?
 コロナ禍の影響もあって今やコンピューター無くして生活は成り立ちません。しかし、小学校で必要なのか?子ども達対象のプログラミング教室の代表を務める方のお話を聞く機会がありました。とても興味深い内容でした。結論から言いますとプログラミング教育で育てたいことは第一に「順序立てて考え、試行錯誤し、物事を解決する力」これは算数→数学にも共通する理数的思考ですね。そして子どもが楽しいと思えば、集中力も表現力も忍耐力も養われる。教育が求めているものはテストの点を取ることではありません。偏差値の高い学校に行くことが人生の最終目的でもありません。答えを導き出す為に、又は何かを作り出そうとしたときに工夫したり、必要な知識を学んだり、想像したり、様々な人間力が発揮されるはずです。国語も算数も英語も理科も社会も全ての学びは人として心豊かな幸せに向かって歩んでいく為のものではないのかと思うのです。
 そしてもう一つその方が言われたことは「親の苦手意識をうつさないでほしい」でした。
 《自分が苦手だからこの子もきっと嫌いなはず》ではないということです。子ども達は様々な経験の中で思考や知識や体力や情緒を獲得していきます。DNAだけで人格が形成されるわけではないということも覚えていたほうが良いかもしれません。
 
                          園長 後藤千春
 

 
ページトップへ