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園長のひとりごと#43 学ぶ事の本当の意味とは
2019年10月18日
「学ぶ者の論理と、学んだ者の論理」という事があります。子どもは、学ぶ事がたくさんあり、紆余曲折しながら、失敗を沢山経験して、時間をかけて学んでいきます。例えばジグソーパズルを子どもがやっていますと、最後の1枚になるまで、試行錯誤を繰り返します。一方大人は、四隅の角に当てはまる形状のパズルを探し、4辺の直線的な形状を持つパズルを探して、テキパキと当てはめていきます。学んだ者の記憶に残るのは、幼いころの試行錯誤の方法でなく、最短距離を結ぶ経路であり、これまで獲得した知識や経験の、無駄なく、合理的な学びの筋道です。いわば、学びの近道を進ませようとします。
しかしこれは、学んだ者の論理であり、学ぶ側の子どものとっては、正しい筋道とは言えないのです。教育というと、教え授けるように考えがちですが、英語のeducationは、能力を導き出す。引き出す。という語源なのだそうです。
大人は、子どもの学ぼうとする事や時間を横取りせずに、根気ずよく見守り、励まし、共感しながら待ってあげることこそ、結局は子どもの学びを保障することなのかもしれません。
園長 後藤弘明
しかしこれは、学んだ者の論理であり、学ぶ側の子どものとっては、正しい筋道とは言えないのです。教育というと、教え授けるように考えがちですが、英語のeducationは、能力を導き出す。引き出す。という語源なのだそうです。
大人は、子どもの学ぼうとする事や時間を横取りせずに、根気ずよく見守り、励まし、共感しながら待ってあげることこそ、結局は子どもの学びを保障することなのかもしれません。
園長 後藤弘明