学校法人 静岡聖母学園 磐田聖マリア幼稚園

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園の特色① モンテッソーリ教育

<モンテッソーリ教育法について>


1870年イタリアで生まれたマリア・モンテッソーリによって創られた教育法です。この教育法はカトリックの精神と深く結びついています。今も世界各国に普及し実践されており、日本でも多くの幼稚園、保育所で取り入れられています。

イタリア初の女性医学博士となったマリア・モンテッソーリは、障害児の教育に携わり、研究の末『こどもの家』を作って実践しその観察から、一人ひとりの発達プログラムに合った適切な環境を準備し、子どもを援助すれば、子どもは自立して円満な人格を作っていくことができることを発見しました。

彼女の子どもに対する深い洞察力と子どもがより健康で偏りのない大人へと成長するのを援助するという考え方は、新鮮でとても意味のあるものと高く評価されました。

英才教育ではありません。子どもを中心に据えて、子どもの「大きくなりたい」という思い”伸びていこうとする力”に対して援助をするものであり、心を育てる教育です。即ち全人格的教育であり、しかも『子どもにとって無理のない教育法』と言えます。

指導にあたる保育者は幼稚園教諭資格の他に特別に設けられている、モンテッソーリコースで資格を取得した者及び取得に向けて学んでいる者が指導にあたっています。

 
 

<モンテッソーリ教育は縦割り学級です>


年齢別でクラスを分けない縦割りクラスはモンテッソーリ教育の特徴です。このようなクラス編成は社会の自然な姿であり、大きい学年の子どもは小さい子をいたわり、世話をし教えます。又、小さい子どもは大きい子どもを尊敬し憧れます。

年齢差のある子どもたちがクラスにいることは、幅広い学習の可能性が広がります。子ども達はその中で仲間とつきあっていく術を学び、すぐれたリーダーシップも生まれてきます。
 

<モンテッソーリの教具について>


モンテッソーリ教具は、色や形・目的のどれをとっても興味深いものばかりです。日常生活の練習の為のものをはじめ、感覚教育、言語教育、算数教育、文化教育と数多くあります。

養成されたモンテッソーリ教師が、それぞれの子どもに適した教材や教具を併用して方向づけていきます。又、教具を扱う活動を通して社会性や思いやりに溢れた優しさ、物の大切な扱い方を学び、やがて自らの人間性を育む力となります。

 
      

日常生活の練習

 

感覚教育 ~幼児期は感覚の敏感期です~

の領域では、どのようにして自分の身の回りの始末をするかを考えるものです。ここで子どもは自分で服を着ることを着衣枠(ボタン、スナップ、ジッパー、安全ピン、リボン)などを使って練習します。また、水や米を移し替えること、机をきれいに拭くこと、扉の開閉、あいさつ、人への接し方、物の渡し方、さまざまな社会ルール等を学びます。   この領域では、子どもは自分の全感覚(目、耳、鼻、舌、皮膚)を用いながら学んでいきます。ここでは高さの違い、長さ、重さ、色合い、音、匂い、形、手触りなどについて識別することを学んでいきます。感覚器官を刺激し、諸感覚を発達させながら、知的教育に導入します。 
   
     

言語教育

 

算数教育

この領域では、幼児期の言語教育として母国語のもつう美しい響き、言葉の仕組みに気付かせ、また、言語を通じて文化に興味を持たせ豊かな人間性を養います。   この領域では、幼児が生活経験を通して漠然と親しんでいる数量に対して、理論的に数量概念を認識させ体系的に学びます。同時に抽象的な物の考え方、想像力、理解力、判断力も学びます。
 
     

文化教育

この領域では、歴史、植物、動物、地質、音楽、美術、地理、宗教に分類されます。幼児は知的好奇心に富み全人的に成長したいという奥深い生命力い導かれて生活しています。この時期の子どもの深い探求心に応えるために、活動を環境の中に用意し知的発達を助け、安定した情緒と生命の大切さや、愛を感じながら個性豊かな子どもに育つための援助をします。


 

園の特色② おいしい給食 正しい食育

  • 給食は園舎内の給食専用厨房において専任の職員が調理にあたっています。
  • 食育実施、管理栄養士、調理士、担任等が一丸となり、園児家庭に対し直接間接に関わり、具体的に指導いたします。
  • 食材はできる限り地産地消とし、調味料は添加物のないものにこだわり調理に当たっております。
  • アレルギーのため食材制限のある子どもに対して家庭と相談の上、除去食にも対応しています。
 
 

給食の取り組み方



〔ねらい〕
  • 幼稚園の給食に慣れる。
〔具体策〕
  • 楽しい雰囲気づくりを心掛け個々の食事の量、偏食について把握し、食べられるよう励ます。

〔ねらい〕

  • 嫌いな物も食べることのできるようになる。

〔具体策〕

  • 食べることの大切さに気付かせる。食事の正しい習慣が身につくよう個に合わせ指導する。

〔ねらい〕

  • 食事と体について関心をもたせ、自ら意識して食事に臨む。

〔具体策〕

  • 食事への関心を深めるために、食材の特徴、食品のはたらきに気付かせていく。
偏食を克服することや正しい食事のマナーを身につけることができるように取り組んでいます。また、食事を用意してくださる方への感謝と当番活動を通して他の人の為に行動することの喜びや雑巾の扱い方、食器運びなど日常生活における様々な体験を行っています。
   
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