2月7日に開幕したミラノ・コルティナオリンピックが2月23日に閉幕しました。大会期間中の2週間は、期間限定の偏った生活スケジュールを組んで、可能な限りの競技をテレビ観戦していましたが、どれも心震わされる熱戦ばかりでした。私自身、夏季オリンピックはどちらかと言えば興奮や熱狂を強く感じますが、冬季のオリンピックはいつも感動を一番に感じます。もしかすると、冬季は採点競技が多いからなのかな?と思います。私が特に好きな採点系のスノーボードやフィギアスケートは、転倒か技の成功か、または着地ミスか着地成功かで、その人の4年間が崩れたり報われたりする姿が明確に見えるので、競技者の人生や内面が見えやすいですね。表情や呼吸、緊張や失敗の重みが画面を通してすごく伝わるので、観ている側も一緒に息を止めてしまいます。また、技のスタイルや格好良さにその人の「生き方」が滲む所も夏季オリンピック競技にはあまりない芸術的な部分を感じます。まさに、芸術と技術と人生が混ざる競技が、冬季オリンピックならではの感動をくれるのかなと思います。
芸術と生き方と言えば、「ハーモニー(調和)」が今回の開会式のテーマ、「異なるものを一つにまとめ、共に響き合う」という意味で、文化・人・場所を結びつけることを象徴していたようです。個人的には、開会式のNHK中継で漫画家のヤマザキマリさん(テルマエ・ロマエの作者)が解説していたことに驚き!そしてその解説がまた面白い!その開会式で、ステージ空中に3原色(赤・青・黄)の巨大絵の具が登場する演出が話題となりましたが、イタリア国旗も緑・白・赤の3色が対等な幅でくっきり分かれて並んでいます。これも、互いが違いを消さずに混ざらないまま隣り合う「調和」と解釈することができるのではないでしょうか。日本的な感覚だと、空気を合わせて周りと“混ざる”を調和と考えますが、イタリア国旗のように“混ざらないけど対立もしない調和”もあるのかもしれません。
これは、どちらの考えがいいという事ではありませんね。園にも様々な子がいて、それぞれの色を持っています。それぞれがそれぞれの色を消す事なくクッキリと存在して、尚且つ違う色(子)のことも尊重できたらいいですし、日々集団で過ごしていると、時には一色に混ざり合える瞬間もあって、それはそれで楽しくて、その一体感が心地良かったりします。そんな園でいたいなぁと、オリンピックを見ていてもつい最後は園と結びつけて考えてしまいます。
いつもながらまとまりの無い文章となってしまいましたが、今号が今年度最後の「園長の独り言」、今年度もお付き合い頂きありがとうございました。そして、今月の23日にはまつ組15名が卒園です。まだ暫くのお付き合いとなる保護者の方もいらっしゃいますが、子ども達と一緒に岩松保育園を卒園する保護者さんもいらっしゃいますね。かけがえの無い時間を共に過ごせた事、私たち職員にとっても宝物です。たとえ遠く離れていようとも、園生活で共に分かち合ったこの想いは忘れません。まつ組15名の子ども達、そして、保護者の皆様に幸多からん事を祈って・・・withlove‼︎
園長 後藤大周
園長 後藤大周





