皆様、あけましておめでとうございます。今年は午年ですね。私個人的には、昨年は何かと馬とゆかりの多い一年でした。
馬をテーマにしたドラマにハマり、毎週日曜日を楽しみにしていましたし、人生で初めて競馬場に足を踏み入れたのも昨年のことです。レースそのものよりも、トラックの壮大さや、きれいに整えられた芝生の色がとても幻想的で、強く印象に残っています。そして、やはり一番は、岩松保育園に毎年来てくれるポニーのラッキー君とテラちゃんとの交流です。三年ほど前から、年に二回、園へ来てくれるようになりました。実は私は、もともと動物があまり得意ではありません(正直に言うと、今でも少し苦手です)。見るだけなら大丈夫なのですが、触るとなると少し怖さがありました。それでも子どもたちがいる手前、まったく触れ合わないわけにもいかず、怖がりながらも餌をあげてみたり、ちょこんと触ってみたりと、自分なりに関わってきました。
ところが昨年は、自分でも驚くことに、怖がらずに触ったり、餌をあげたり、さらには乗馬までできるようになっていたのです。やはり、経験って大事ですね。
馬と触れ合えるようになると、不思議と親近感が湧いてくるものです。少しだけお馬さんとお近づきになった今思うことは、馬って不思議な動物だなということです。言葉を話すわけではありませんが、人の感情をとても敏感に感じ取っているように思います。近くで見ると力強さを感じますが、信頼できない相手には決して身を委ねませんし、恐れや違和感を感じると、とても臆病になって暴れてしまうこともあります。反対に、安心できると、そっと呼吸を合わせてくれるのです。
これは、子どもとの接し方にも通ずるところがあるように思います。馬も子どもも、無理にコントロールしようとすれば拒まれてしまいますが、こちらが落ち着き、誠実でいれば、向こうから歩み寄ってきてくれることがあります。私たち大人は、「こんなふうに関わりたい」「こうなってほしい」と、少なからず願いや考えを持ってしまうものですが、それらは信頼関係があってこそ、安心できる場があってこそ生まれるものなのかもしれません。そのためには、まず私たち自身が心を開き、おおらかな気持ちでいること。そうすれば、きっと子どもたちも安心して心を開いてくれるはずです。
さて、今年は午年ですが、正式な干支は十二支と十干(じっかん)を合わせた「丙午(ひのえうま)」だそうです。火や太陽にたとえられる「丙」、情熱を象徴する「午」。その言葉のとおり、子どもたちは毎日、本当にまぶしいほどのエネルギーを見せてくれます。その勢いに圧倒される日もありますが、ふと背中を押してもらう日もあります。そんな子どもたちと一緒に、この一年も岩松保育園らしく歩んでいきたいです。
園長 後藤大周





