給食室だより11月

子どもたちの様子
 幼児クラスでは、給食の時間になると私達が配膳のワゴンを引いてお部屋に入ります。その様子に子ども達が気がついて「給食の時間だ!!」と次の行動に移りだし、「良い匂いだな、お醤油の匂いだから今日は煮物かな?」と楽しみにしながら準備を進めている様子が日々見受けられます。ある日のメニューが、カレー風味の豆乳シチューだったのですが「今日の給食は何?」と聞かれ、あえて「シチューだよ~」とだけ伝えると…食べだした頃に「あれ?カレーの味がする‼」「いつものシチューにはブロッコリーはないのに、今日は入っているね‼」と普段のクリームシチューとの違いに気付いてくれ、「そうなんだよ♪保育園のシチューも色々な種類があるんだよ」と何気ない日々の会話や食事の時間の中でも食育に繋がる出来事が沢山あるんだなと感じた日でした♪
 乳児クラスの給食の様子を見に行くと、日によって食べたり、食べなかったり…乳児の時期は特に食べムラや見た目だけでも避けてしまう食材があるかと思います。毎日の食事を通して「食の経験」を積んでいくことで、食べられるものや美味しい!と感じるものが少しずつ増えてくれたらいいなという思いから、給食にも様々な食材やメニューを取り入れています。ここで一つ、我が子のエピソードをお話させて下さい☆野菜が大の苦手で、器用に苦手な物を取り除いて食べていた息子がある日突然「青ネギ」の美味しさに目覚め、今では味噌汁や納豆には青ネギが欠かせないそうです。きっと、食べる事が大好きなお兄ちゃんがよく「ネギと味噌汁は合うんだ~」と美味しそうに食べる様子を見ていたり、気持ちが前向きな日に一口だけ食べてみたり、味覚も変化してきたのかもしれません。乳児・幼児期の今は食べられないものがあってもあまり気にせずに、一口チャレンジをしてみたり、美味しさを家族で共有してみたり…食事の時間を楽しむことを大切にして頂きたいなと思います♡