社会福祉法人 富士育英福祉会 岩松保育園

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園長のひとりごと#27 クリスマスの笑顔

2024年12月02日
 今年も残すところ1ヶ月を切りました。街は少しずつクリスマス仕様に色づいていますね。イルミネーションの煌めきに、心が自然と弾みます。クリスマスから大晦日と、だんだん年末に近づいていく雰囲気も私は好きです。その雰囲気だけで幸せな気持ちになれます。
 園内も、今週から少しずつクリスマスの雰囲気に変わっていきます。クリスマスが1年最後の12月にあるということに、私はかねがね意味があると思っています。クリスマスは、ただプレゼントをもらうだけの日ではありません。みんなが優しい気持ちになれる日です。大人も子どもも、生きていれば上手くいかないことが多くあります。そんな時、少し苛立ってしまったり、もがく程、周りが見えなくなってしまうことが誰しもあります。一年を振り返る年の瀬、そんな後悔も少し頭をよぎる中で、優しくなれる機会をクリスマスが与えてくれているような気がします。クリスマスという行事を上手く使って、みんなで、いつもより少しだけ優しくなれたら素敵ですね。
 そして、もう一つ。クリスマス、クリスマス会当日まで、子ども達が楽しめるようなことを色々と仕掛けていく予定ですが、物を与えるだけの行事にはならないようにしています。子どもたちが自分で楽しさ、嬉しさ、喜びを感じられるような、そんな機会を多く作ることを意識しています。幸せは、誰かがプレゼントしてくれるものではありません。物で埋まる感情でもありません。人に頼らずとも、物質的に恵まれていなくても、自分の心の持ちようで幸せにはなれます。子ども達には、自分の心に自分で幸せの灯を灯せるような、そんな人になって欲しいです。最後に、ニューヨークのあるデパートがクリスマスに出していた素敵な広告があるので、紹介したいと思います。今年も、笑顔溢れるクリスマスになるといいな。

 
クリスマスの笑顔
 元手がいらない。しかも、利益は莫大。与えても減らず、与えられた人間は豊かになる。一瞬の間見せれば、その記憶は永久に続く。どんな金持ちもこれ無しでは暮らせない。どんな貧乏人もこれによって豊かになる。家庭に幸福を、商売に善意をもたらす友情の合言葉。疲れた人にとっては休養、失意の人にとっては光明、悲しむ人にとっては太陽、悩める人にとっては自然の解毒剤となる。買うことも、強要することも、借りることも、盗むこともできない。無償で与えてはじめて値打ちが出る。
 クリスマスセールで疲れ切った店員のうちに、これをお見せしない者がございましたら、恐れ入りますが、お客様の分をお見せ願いたいと存じます。笑顔を使い切った人間ほど、笑顔を必要とするものはございません。


  園長 後藤大周
 
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