社会福祉法人 富士育英福祉会 岩松保育園

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園長のひとりごと#26 役員会

2024年11月05日
 先月の終わり、今年度4回目の役員会が行われました。今回は運動会の振り返りやお遊戯会の計画案、園で今構想していることについての相談など、様々な話を共有させて頂きました。そして、会の最後には今年度の役員活動について、役員さん一人一人から感想も頂きました。(岩松保育園では役員の主なお仕事が秋頃には落ち着きます。任期は年度終了までですが、その年の4回目の役員会で一区切りとなります。)まだまだ今年度の途中ですが、役員を引き受けてくださった12家族の皆様、様々な場面でお力添えを頂きありがとうございました。夏祭りや運動会で一緒に行事を作れたこと、子どもたちの育ちについてみんなでお話しできたこと、とても楽しかったです。表立ったお仕事はひとまずお終いですが、3月31日まで役員の任期は続きます。もし、何か困ったことがあれば、ご相談する事もあるかもしれません。引き続きよろしくお願いしますね。
 実は今、全国でPTA、役員会を廃止する園や学校が出始めているようです。状況はそれぞれで異なるかもしれませんが、保護者の負担という点が大きいのかもしれません。当園でも、役員の活動が極力負担にならないようにと配慮を心がけていますが、園や学校と保護者を繋ぐ架け橋的な存在が無くなりはじめているという事実は、少し寂しいですね。今は子どもを大切にする良い時代だと思います。しかし一方で「社会全体で子どもを育てる」感覚が薄くなっている気もします。かつては家庭・園、学校・地域が共に子どもを育てていましたが、いつしか地域との繋がりが薄い社会となってしまいました。今後、園や学校と保護者の繋がりさえも薄くなってしまったら、子どもたちの育ちは一体どうなってしまうのでしょうか。
 子どもは世界の宝です。社会のみんなに育てられていくべき存在だと私は思います。自分の親はもちろんの事、友達のお父さんお母さんおじいちゃんおばあちゃんにも、先生達にも、地域の人にも優しく見守られながら、子ども達同士がのびのびと関わり合える場として岩松保育園は在り続けたいです。目まぐるしく変わる社会の中で課題も多くありますが、保護者の皆様と地域の人たちと一緒に、子どもが育つ最高な環境を作っていければと思っています。自分を気に掛けてくれる大人の数が多ければ多いほど、自分を愛する事が出来る人へと子どもは育っていくはずです。


   園長 後藤大周
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