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園長のひとりごと#14 辰年
明けましておめでとうございます。お正月はご家族で賑やかにゆったりと過ごせましたか?今年はオリンピックイヤー、皆様にとって記憶に残る素晴らしい年になりますように祈念致します。さて、3学期が始まり、登園した子ども達はいつものリズムに沿って過ごしています。年末年始のお休み明けで少し心配していましたが、ひとまず安心です。昨年末は胃腸炎やインフルエンザが園内で大流行してしまいました。3学期も急な寒さの到来やコロナウイルス、インフルエンザ等に気を付けていきましょう。
新たな年の始まり、今年の干支は「辰」ですね。新たなことに挑戦し、成功ができる年とされているそうです。日々、様々な事に挑戦している子どもたちにぴったりの年ですね。毎日子どもたちの側にいると、どの子も目一杯自分に挑戦している姿がよく見えます。これは大袈裟ではなく、毎分毎秒、自分を試し、挑戦し続けています。幼児さんはもちろん、生まれたばかりの0歳児さんもそうなのですから、人間にはきっと、より良い自分になろうという気持ちが生まれながらに備わっているのでしょうね。
そんな子どもたちに、私たち大人がしてあげられる事とは何があるのでしょうか。子どもたちの人生は子どもたちにしか生きられません。代わりに生きてあげることも、一生お世話をし続けてあげる事も出来ません。行く先や将来を大人が決めるなんて事も、おこがましい話だと思います。強いて言えば、子どもたちが自分で挑戦できる環境を整えてあげること、環境を整え見守り、時には伴走してあげることでしょうか。子どもの頃の環境、特に身近な大人の行動や言葉掛けが子どもの人格形成に影響を及ぼします。毎日の中での小さな選択、人生における大きな選択、それらを決めるのは自分自身です。その子にとっての正しい選択ができるように失敗も含め、乳幼児期の今の経験と環境が大切なのです。
子どもが自分で正しい道を歩んでいけるように、近過ぎず遠過ぎず、適切な距離感で見守り、導いていきたいものですね。
園長 後藤大周