園長のひとりごと#2 蕾

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園長のひとりごと#2 蕾

2017年03月24日
 最近親子でお話ししている姿をよく見掛けます。まだ沢山の言葉をもっていないつくしんぼ(0才児クラス)のお友達も、お迎えに来たお家の方へと何かを伝えようとし、それをニコニコ笑顔で分かろうとして下さるお家の皆さん。忙しい夕方も「早く早く」とせかす方が減ってきたような、と嬉しく思います。
​ 作品展の時も子ども達が作品や絵の説明をしていたようです。自分の気持ちを自分のことばで話せるという事はとても高度な成長・発達です。それは人が他者と連絡をとる手段だけでなく、顔を見てお話しをすることでお互いの気持ちが分かったり、共感できたりして “人と人とのつながりが” できるからです。テレビやゲームやスマホの世界ではそれらはありません。
​ 一方的な言葉の嵐と強い刺激は、まだこの頃の子ども達には強すぎます。近くにいる人達との大切な時間を過ごすことで子ども達は成長し、大人も幸せな時を感じられているのではないでしょうか。
​ 花の蕾のように、少しずつ 少しずつ膨らんでいく子ども達の開花の時をあまり焦らず楽しみに待ちましょう。

  園長 後藤千春