社会福祉法人 清水双葉会 あいわこども園

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教育・保育の内容

-保育の環境-

保育室内に子どもの年齢にあった遊具や道具を準備し、使いやすいように配置します。
ひとり一人が満足して遊べるように遊びを保障する環境を作ることで、子どもたちの考える力、聴く力、見る力、人と関わる力などの必要な力が育って行きます。
園内の装飾は、季節の自然な素材を使った手作りの飾りなど、家庭と同じような落ち着いた雰囲気を持たせ、子ども達がのびのびと生活できるように配慮しています。

-個人の尊重-

私たちが保育の中で心掛けていることは「一人ひとりの子どもの育ちを大切にする」とい うことです。

―育児担当制―

0~2才児の保育は、子どもと保育者の信頼関係が深まるように担当制を導入し、一人ひとりの発達に応じた保育を進めています。特に食事、排泄、おむつ替えや着替えなどの育児は、子どもが保育者と協力しながら、少しずつ子どもが自立して行えるように援助することを目的としています。

―異年齢保育―

幼児クラスは、3才、4才、5才の 異年齢(たて割)がひとつの部屋で一緒に生活します。たて割りで過ごすことで、子ども同士が互いに影響し合う(モデルになったり、伝承したり)姿がみられます。
そして助け合ったり、教えあったり、競争したり、また模倣したりしながら、子ども同士で育ち合い、学びあって、大人が教えることの出来ない大切なこと(相手の思いに気づいて共感したり、受け入れたり、人とのコミュニケーション)を学びます。

-課業-

「課業」とは、保育者が意図的・計画的に“子どもたちが多様な経験をし、整理し、練習する”機会を用意することです。
自由遊びの中だけでは経験できない活動を子どもの発達段階に応じて必要な経験ができるように、あいまいな知識や技術がより正確になるように計画します。
課業には、体育、数、文学、わらべうた、環境認識、美術があります。原則として自由参加ですが、年長児には参加するように促します。
課業は、大人の子どもへの意識的なはたらきかけで、遊びながら子どもの体験や情緒を豊かにし、また知識を高め、工夫したり考えたりすることにもつながっています。人前で自分の考えを発表したり、人の意見を聞くことで、より深く学ぶことができるようになります。子どもたちが、得意な分野以外にも興味をもって、楽しんで取り組むことができるように計画します。

―食事―

乳幼児の食事は健康的な食生活を身に付ける上で大切です。
献立は栄養士が作成するあいわ保育園のオリジナルです。旬の食材を使った献立を作成し、また添加物の少ないものを使用します。また乳児においては担当の保育者が、一人ひとりをひざに抱いて丁寧にお世話するようにしています。
離乳食も一人ひとりの発達段階に合わせていくようにしています。

―アレルギー対応―

食物アレルギーなどのお子さんには、除去食や、段階の調整など細やかに対応しています。担当保育士とご相談いただき、調理室と一体となって、給食を進めていきます。また、代替の食品を使用するなど、他の園児との差を出来るだけ少なくするように努めています。

和顔愛語

―言葉の大切さ-

あいわ(愛和)保育園の語源は、「和顔愛語(わげんあいご)」という言葉です。
「和顔」は、やわらかな笑顔。「愛語」は、やさしいことば。すなわち、この言葉には笑顔で愛情のこもった言葉を話すという意味があります。

―心のやすらぎー

社会生活で人間関係をよくするという事は、人間と人間とがお互いに理解しあう事が基本です。そして理解は〈ことば〉を媒介として成り立ちます。話し合う事でお互いを知り、意志感情の交流で仲良くなる。つまり、コミュニケーションがうまく行く事によって、理解の輪は一層深まって行くのです。
よい話し方、美しい話し方から人間関係はよりスムーズになり、お互いの心の安らぎがもたらされるのです。それが幸せに通ずるということです。
ですから、美しい話し方とは、声がキレイだとか、言葉づかいが上手だとかではありません。もちろん、それも必要ですが、一番大切なことは話し手の心がにじみ出て、その人の個性が表現され、相手に快く受け入れられる〈話し方〉が、良い話し方といえるのです。

―和顔愛語―

人と人のふれあい、心と心の深いつながりは、短期間にできるものではありません。イロハから積み上げていく必要があります。そのコツは、和顔愛語ということです。やさしい顔つき(和顔)、おだやかな親しみあることば使い(愛語)、このことに励んでみて下さい。和顔愛語の四文字はコミュニケーションの専門化になるパスポートです。

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