社会福祉法人 富士育英福祉会 岩松保育園

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園長のひとりごと#24 パリオリンピックと運動会

2024年09月03日
 8月11日に17日間に渡って熱戦が繰り広げられたパリオリンピックが閉幕しました。8月28日からはパリパラリンピックが開催されていますね。メダルに関係なく、数々の感動を与えてくれた選手達には大きな賛辞を送りたいです。あの一瞬に全てをかける姿に心を奪われました。選手たちが流す嬉し涙も悔し涙も全てが格好良かったです。私はというと、連日に渡る熱戦のお陰で寝不足になりながら、何とか最終日まで完走する事ができました。規則正しい生活に戻る事が出来てホッとしつつ、お祭りの後に来る独特の寂しさを感じているところです。選手達は、一瞬の勝負の為に莫大な時間と努力を重ねています。その努力の跡が表情や姿から伝わるからこそ、人々の心をここまで打つのだと思います。努力する姿は美しい、努力を重ねられることの難しさと凄さを、皆知っているのですね。あの場に立つまでに、どれだけの努力をしてきたのかは想像を絶します。もはや、努力や頑張りといった言葉では片付けられないような気もします。
 何故、そこまで頑張ることができるのでしょうか。小さい頃から辛いことに耐える訓練をしてきたから?・・・私は違うと思います。物事に熱中する楽しさを知っているからだと思います。多くの人が努力をやめてしまう理由は、単純に「楽しくないから」なのではないでしょうか。物事に熱中する楽しさは、幼い頃にこそ知るべきです。「辛いけど頑張ろう、その先に成長があるよ」は、中学生以降の成長の仕方であって「楽しいから夢中になれる。あれ、気づいたらいろいろなことが出来るようになっていた‼︎」が乳幼児期の正しい成長です。
 9月22日には岩松保育園の運動会がありますね。オリンピックは皆が一番を目指しますが、岩松保育園の運動会は「性別や年齢、体格差に関係なく、体を動かす喜びを味わい、それぞれの楽しみ方を選択できる運動会」がテーマです。運動が得意な子しか楽しめない、一番にならなければ価値がないような運動会にはしないと決めています。もちろん、一番を目指して頑張る子がいれば応援をします。一番じゃなくても、現実的な目標を自分で立てて、そこに向かって頑張る子も応援をします。運動会の楽しい雰囲気を味わう事に満足している子がいてもいい、楽しみ方は十人十色、大事なことは、自分で意味を見出し楽しむことです。運動会当日は、子ども達一人一人のハツラツとした、素敵な表情が見られたらいいなと思っています。

   園長 後藤大周
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