社会福祉法人 富士育英福祉会 ドゥーラの森

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子ども頃の原体験

2024年10月03日
 まだ日中は暑い日がありますが、園庭を渡る風が爽やかに感じられるようになってきました。ようやく戸外の活動が心地良い季節になってきました。心地良い風を受けながら戸外にいると大人もリフレッシュしますね。子供達も戸外は大好きです。
 さわる、におう、味わう体験を重視する「原体験」を幼少期に行うことは「生きる力」を育む為にとても大切です。「原体験」とは五感のうち、触覚、嗅覚、味覚を意識的に体験することです。「原体験」についての説明はここでは簡単にしますが、具体的には火、石、土、水、草、動物、の7つの自然物に恐怖感、空腹感、感動などの感覚をゼロ体験として7つの自然物にゼロ体験を加えた体験を「原体験」と言います。恐怖心?例えば火は生活をしていく上で必要なものですが、子どもの頃に使い方によっては怖いことを感じることです。水についても同じようなことが言えます。水遊びは楽しいけれど、注意しなければ命に関わると経験で学び取るのです。しかし、自然の中で草木や花々を見てきれいだと思ったり季節を感じたり成長を見たり、様々な学習の入り口に立てるのだと思います。脳の発達は脳が柔らかい幼少期に五感に触れる体験(映像では体験になりません)が影響されるそうです。幸い富士市には大きな公園や自然がそう遠くないところにあります。小学校から学習をその時にしっかり向き合うためにこの幼少期にその土台作りの体験が重要だと言われる言われる脳科学者の方は多いです。そして遊びは子ども自身が選び楽しむことなので五感で感じることができるのです。
今月は19日の参観日は園庭で、又希望のご家庭になりますが岩保ランドはかりがねのグランドで行います。ご家族で楽しい時間を感じていただけると思います。
                                  園長 後藤千春
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